- 2026/09/13
- Category : アルバム(風景)
都市伝説ー四谷怪談のお岩さん
都市伝説ー四谷怪談のお岩さん
「お 岩 稲 荷」
東京四谷にある。夜になると薄暗い中、幟がはためき『四谷怪談』
さながらの雰囲気。斜め向かいの陽運寺(東京新宿)では毎月一日
「お岩さま開眼祭」が行われる。
「お岩さま開眼祭」が行われる。
「お岩の亡魂 神谷伊右エ門」 歌川国芳 東京江戸博物館所蔵
歌舞伎作者の鶴屋南北の代表作『東海道四谷怪談』は、夫に毒を盛られた妻・
お岩が化けて出る話で有名だ。
お岩が化けて出る話で有名だ。
今もそんなお岩さんの祟りが語り継がれている。
四谷怪談の上演や映画化をすると、なぜかスタッフの交通事故や主演女優の自
殺などが絶えない。そのため関係者は初舞台前に、成功祈願に訪れるという。
殺などが絶えない。そのため関係者は初舞台前に、成功祈願に訪れるという。
「歌舞伎の舞台に限れば、四谷怪談は仕掛けが大掛かりになるため事故が多か
ったと聞いてはいますが、交通事故や自殺となると…怪談話は、作者の創作で、
実際のお岩は見た目も普通ですし良妻で有名でした」(「於岩稲荷」)
ったと聞いてはいますが、交通事故や自殺となると…怪談話は、作者の創作で、
実際のお岩は見た目も普通ですし良妻で有名でした」(「於岩稲荷」)
彼女は1636年に亡くなったという。
その約80年後、彼女の屋敷は於岩稲荷となり、代々宮司を務めている。
戸 板 流 し
その約80年後、彼女の屋敷は於岩稲荷となり、代々宮司を務めている。
戸 板 流 し
『四谷怪談』
四谷左門には、お岩とお袖というふたりの娘がいました。
お岩の夫・伊右衛門は、御用金横領を知られたために義父である左門を殺しま
した。そして、お袖の夫・与茂七は、横恋慕した薬売りの直助によって殺され
てしまいました。伊右衛門も直助も、自らが殺しておきながら仇討ちを誓って、
伊右衛門は、お岩と暮らし続け、直助はお袖と同居を始めます。
した。そして、お袖の夫・与茂七は、横恋慕した薬売りの直助によって殺され
てしまいました。伊右衛門も直助も、自らが殺しておきながら仇討ちを誓って、
伊右衛門は、お岩と暮らし続け、直助はお袖と同居を始めます。
お岩と伊右衛門は、しばらくは仲よく暮らしていましたが、伊右衛門は伊藤喜
兵衛の孫娘を気に入り、伊藤喜兵衛も伊右衛門を孫娘の婿に迎えたいという思
惑が一致し、事態は一変します。喜兵衛は、お岩に毒を盛り、毒の影響でお岩
の容姿が崩れていくにつれ、伊右衛門の心はさらにお岩から離れていきました。
兵衛の孫娘を気に入り、伊藤喜兵衛も伊右衛門を孫娘の婿に迎えたいという思
惑が一致し、事態は一変します。喜兵衛は、お岩に毒を盛り、毒の影響でお岩
の容姿が崩れていくにつれ、伊右衛門の心はさらにお岩から離れていきました。
喜兵衛の企みを知ったお岩は、恨みと悲しみを抱いたまま死んでいきます。
しかも、(伊右衛門の家系に代々伝わる妙薬盗人のために)伊右衛門が殺した
男とともにお岩を戸板にくくりつけ、そのまま川に流してしまうのです。
男とともにお岩を戸板にくくりつけ、そのまま川に流してしまうのです。
喜兵衛の孫娘と伊右衛門の婚礼の晩、伊右衛門の前に幽霊姿のお岩現われます。
錯乱した彼は喜兵衛と孫娘を殺し、そのまま逃亡。
お岩は伊右衛門の母親にも噛みついて殺してしまいます。
「一方、袖と直助は…」
袖は直助と暮らしていましたが一線を越えてはいませんでした。
お岩が殺された知らせを聞き、お岩の仇討ちに協力してもらうため直助と関係
を持っているときに、なんと、殺されたはずの夫・与茂七が帰宅します。
殺された与七は実は人違いだったのです。
を持っているときに、なんと、殺されたはずの夫・与茂七が帰宅します。
殺された与七は実は人違いだったのです。
袖を殺害し直助が自害して果てたのち、与茂七もまたことの真相を知りました。
伊右衛門を討つため、彼が向かったのは蛇山の庵室でした。
そこには、燃えさかる提灯の中から現れたお岩の幽霊に苦しめられる伊右衛門の
姿があった。
姿があった。
北 斎 が 描 い た お 岩
大きく口を開け、破れ提灯の姿となったお岩の形相は、見る者を圧倒するほどの
恨みに満ちています。白目まで赤く染まっているのは、激しい怒りの表現と思わ
れます。これまでの伊右衛門の所業を振り返れば、もはや命乞いをしても許され
るはずがありません。
恨みに満ちています。白目まで赤く染まっているのは、激しい怒りの表現と思わ
れます。これまでの伊右衛門の所業を振り返れば、もはや命乞いをしても許され
るはずがありません。
そこへ与茂七が現れ、ついに伊右衛門に引導を渡し、物語は幕を閉じます。
「於岩稲荷」
実在したお岩さんは、夫に裏切られて毒殺された悲劇のヒロインではなく、
夫の田宮伊右衛門と夫婦仲良く家を再興した良妻でした。
江戸時代初期の御家人・田宮家の娘「岩」という女性です。
夫の伊右衛門と協力して田宮家を立て直し、深く信仰していたお稲荷さん
(於岩稲荷田宮神社)を大切にして平和に暮らしました。
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